土木事業

橋梁床版
○床版の取替え
・当社が開発した無収縮軽量コンクリート材を使用し、床版を打ち換えることで、長寿命化 耐震性に優れた橋梁に生まれ変わります。
・無収縮軽量コンクリート材は高流動・高強度・無収縮・軽量化を図ったコンクリート材料です。
 現場の 条件に合わせて、工場製品化したプレキャスト床版による施工や、一括現場打設での施工等が可能です。
・中骨材の軽量骨材を使用しているので、コンクリートの充填性・骨材の均一化に優れています。
・コンクリート内の膨張混和剤によるケミカルプレストレスにより、高強度でひび割れが生じ難い性能を持っており、長寿命化が図れます。
・床版・地覆、壁高欄などを軽量コンクリートに変えることで、支持桁や下部工の負荷を低減でき、橋梁構造物に余裕が生まれ、地震にも強くなります。
 以下は、プレキャスト床版の一例で、当社では、片側交通規制を伴う場合でも桁のひずみや変位計測により、  桁の横倒れ座屈や局部座屈対策を施すなど桁の安全性を確認した施工を行います。
 また、施工の機械化(コンパクトなゴライアスクレーンなど)により、既設床版の撤去から床版の設置 まで効率的な施工を心掛けています。
○床版下面炭素繊維シート接着工法
 橋梁床版下面に炭素繊維シートを接着し、エポキシ樹脂を含浸させて、FRPを成形し床版を補強します。

炭素繊維シートを格子状にすることで、コンクリートの変状が確認できる「見える化」、ひび割れからの水分を逃がすなどの工夫が今後の補修に必要です。
○床版下面増厚工法(PCM工法)
コンクリート下面に補強鉄筋を設置し、ポリマーセメントモルタルを吹き付けて一体化を図ります。
○床版片持部上面補強工法(CFRP工法)
工場製作の炭素繊維のFRP板を現場で使用しますので、現場の工期を短縮できます。
また、舗装施工時の熱の影響を受け難い工法です。